今日、山本耕史くん主演のミュージカル『ラスト・ファイヴ・イヤーズ』2回目に行ってきました。
全体的なことは
1回目の感想をお読みいただくとして、今日は1回目の感想で書かなかったことや1回目と比較して感じたことを書くことにします。
※※ご注意※※
今回はネタバレがけっこうあります。まだご覧になっていない方は、ご注意ください。
って、もう皆さん、いろんなブログさんでご存知でしょうけど。
まず、一番に思ったのは、Naoちゃんの歌がすごくよくなったなぁということ。
前回見たときは、キャサリンという女性を演じているというよりは、単に「キャサリンの気持ちが歌詞になった歌」を歌っているってカンジにしか見えなかったのですが、歌に表情が感じられて、今日はキャサリンに見えました。
舞台初挑戦の彼女、1ステージ1ステージ上手になっていくんでしょうね。
最後の公演は福岡なのかな、その頃の彼女を見てみたい…って思いました。
今後、彼女がまた舞台に立つことがあるのかどうかわかりませんが、彼女の音楽活動にとってもきっとよい経験になることと思います。(なんだか僭越な感想ですが…)
前回の感想で最も気に入ったと書いている舞台装置ですが、今日のかめありリリオホールはシアターXよりステージがちょっと広かったのかな?、前回感じたほどの迫力を感じられず、こぢんまりして見えました。
今後の公演ではもっと大きなホールもあるようですので、そのあたりちょっと気掛かり…。
さて、肝心のジェイミー=山本耕史くんは、先日の「徹子の部屋」でも思ったのですが、さらに痩せたかなぁと。んで、なにやらまぶたも腫れぼったくて、お疲れ気味なのかもと感じました。
前回は登場するなりかっ飛ばしてるカンジでしたが、今日は登場したときはちょっとテンション低めだったように思いました。
が、3曲目くらいからは前回と変らぬジェイミーくんになったかな。
そして、
Aki_1031さんからリクエストのありました(笑)、ジェイミーとキャシーのチューですが、前回はかなり長く感じたのですけど、今日はそんなに長くなかったように感じました。
チューは2回です。
1回目は、2人が愛を近い合う場面(順行しているジェイミーの時間と逆行しているキャシーの時間がクロスする場面)、舞台中央で。
2回目は、愛を近いあった2人がロンドンの街でラブラブデートしている場面(だと思う)、舞台右側でベンチに見立てた箱に腰かけて。
私の席からは2回とも実際に唇を合わせているのかどうかまでは見えませんでしたが、しっかと抱き合う時間はけっこう長くて、ジェイミーの背に回されたキャシーの細い腕が妙になまめかしく、キ、キャシーになりたいぞ・・・とあやうく妄想が広がりそうになりました(笑)
あと、前回後めの席だったために見えなかった、キャシーとの愛の崩壊を嘆くジェイミーの涙、今回は前から5列目だったので、しっかり見えました。
歌いながら途中本当に声をつまらせてました。
これは演技なの? ジェイミーになりきっているがために本当に泣いているの?
いずれにせよ、ヤマコーファンは切なくなること請け合いです。
(前回も書いてますが、私は感情移入できないタイプなので、こういうときちょっと空しい・・・)
私の場合、同じ舞台を2度見ることはほとんどしないのですが、この作品に関しては、2度目には展開や歌の内容がわかっているので余裕を持って見られて、登場人物の気持ちや演出を細かに見たり感じたりすることができて、2度見に行ってよかったと思います。
2公演チケットを取ったのは、不純な?動機でしたが(笑)
そう考えると、ブロードウェイのような場所のあるアメリカはいいですよねぇ。
日本の場合は、上演前にチケットを取らないといけない場合がほとんどですので、1度見てよかったからもう1度というのはなかなか難しいですものね。
複数回見に行くには、よい作品かどうかわからないまま複数公演のチケットを取らなくてはならないわけで、それってすごく勇気が要りますよね。
中には再演が繰り返される作品もありますが、出演者が全然変っていたりして、2度目3度目が1度目のようによいかどうかはわからないですし。
今まで唯一2度見たのが、劇団四季の「キャッツ」だったのですが(大阪の初演、何年か経ってから名古屋での再演を見た)、初演の方が格段によかったのでした。
他にも初演を見た友人がすごく感動したという作品の再演を見に行ったら、全然よくなかったということも何度かありました。もちろん逆もありますけど。
あと、セコい話ですが、再演や再来日公演を見に行こうと思ったら、いきなりチケット代金が倍額くらいになっててビックリという場合もあったりして。いくつか断念したものもあります。
おっと、『ラスト・ファイヴ・イヤーズ』の感想から離れてるよ。
何はともあれ、山本くん見たさで2度見に行った『ラスト・ファイヴ・イヤーズ』でしたが、作品自体とても気に入りました。
もし再演されるようなことがあったら、また見に行ってもいいかなと思える作品でした。
これからご覧になる方、期待していただいて大丈夫ですよ。

あ、そうそう、めったに私にはまともなことをしゃべらないブログペットのタクマが、今朝、珍しく面白いことを言いましたので、貼っておきます。
こいつは今日私が『ラスト・ファイヴ・イヤーズ』を見に行くことを知っていたのか?(笑)