私も含めて多くの日本のF1ファンは、眠いのをガマンして深夜の放送時間を待っていたと思う。
それが、あんなことになるなんて。
ましてや、高いチケット代を払ってサーキットに観戦に行ったアメリカのF1ファンの怒りはいかばかりか。
(が、気持ちはわかるが、コースに物を投げ込んでは絶対にいけない。)
今日、ミシュランユーザーチームから合同声明が発表されたが、ドライバーの身の安全を考えれば、レースボイコットは、いたしかたのない判断であったと思う。
もちろん、予選までにレースに耐えうるタイヤを供給できなかったミシュランに非があるのは確かだが、FIAには、タイヤ交換を受け入れてタイム加算などのペナルティを科すとか、何か別の選択をしてほしかったと思う。
F1にファンは必要ないのか?
レースのある週の日曜日、眠くても、次の日が仕事や学校でも、一生懸命放送を見たり、応援するドライバーやチームの順位に一喜一憂したり、すばらしい走りに胸を熱くしたり、F1雑誌やF1グッズを買ったり、サーキットに観戦に行ったり…こんなふうにF1を愛している我々ファンは、どうでもいいのか、FIAよ。
まったく、サイテーだ。
唯一のノーポイントチームとなってしまったBAR、せっかくのPPが意味のないものになってしまったヤルノ&トヨタも気の毒だったし、事情はどうあれ3位表彰台をゲットしたのにシャンパンファイトもできなかったモンテイロもすごくかわいそうだったと思う。
若貴状態?なフェラーリの2人も今後、どうなるやら。
優勝 M.シューマッハー(フェラーリ)
2位 R.バリチェロ(フェラーリ)
3位 T.モンテイロ(ジョーダン)
4位 N.カーティケヤン(ジョーダン)
5位 C.アルバース(ミナルディ)
6位 P.フリーザッハー(ミナルディ)
以下ミシュランユーザーチームの英文で発行された合同声明の翻訳
我々ミシュランタイヤチームは、今日の結果を非常に残念に思うと同時に、全てのレース観戦客、TV視聴者、F1ファンそしてスポンサーの方々に対し、今日の決勝レースに出走できなかったことを申し訳なく思う。
金曜日の朝にR・シューマッハに発生した事故の後、我々はミシュランから13コーナーでのスピードを落とさない限り、対応可能なタイヤはないとの通達を受けた。この条件を守らない限り、ミシュランはこれらのタイヤをレースで使用することは安全ではないと考えた。
我々はミシュランを全面的に信頼し、彼らのアドバイスを信用しており、ミシュランが検証し、我々に提案してきたサーキットのコースレイアウトを変更しない限り、レースをできないという見解に合意した。
ミシュランから日曜日の朝6時半に発行された資料により、ミシュランはドライバーの安全を保障できないということが明確になった。この問題の解決策を見出すべく、多くの論議が行われた。安全にレースを行うということに対する全ての可能性が検討された。唯一現実的な可能性は、13コーナー手前にシケインを設置することであった。それに加え、ミシュランチームが選手権ポイントを獲得することができない、もしくはスターティンググリッド上位に着けないという条件の下でのレース開催に、9チームが合意をした。
残念なことに、これら全ての提案はFIAによって却下された。
安全は全てのチームとFIAにとって常に最優先にされるものである。遺憾ながら我々チームは、ミシュランからのこのような条件下でレースはできないという要求を受け入れるしかなかった。
我々は、アメリカがF1にとって非常に大切なマーケットであることと、F1を素晴らしく、プロフェッショナルなものとして展開して行かなければならないことを知っている。非常に悲しいことだが、今回我々はそのことを実践できなかった。
(ホンダプレスリリース)
ようやくいろんな情報が流れてきて、
どうやらミシュラン側に大きな原因があるようだと見えてきたね。
が、どちらにせよファンは置き去りになっているようで...
レースが見たいんだよ、政治的なことは知らねーよ、
そんな気分ですワ。
でも、くりの言うように、ファン置き去りだよね。
なんかむなしいよ。
F1バトン、ありがとうございます。
しっかり受け取りました!