実は私も同居人もけっこう恐竜好きだったりして、家にはいくつか恐竜の置物などが置いてあります。
といっても恐竜の名前や種類に詳しいってわけじゃないんですけど。
なんていうか、太古の昔、あんな生き物たちが人類よりはるかに長い間繁栄していて(恐竜1億6000万年、人類400〜500万年)、一瞬といっていい間に絶滅し、この現代に化石となって世界中から発掘されているなんて、ロマンを感じるというか、理屈抜きで感動を覚えるんですよね。
特に今回、最強の恐竜と言われたティラノサウルス・レックスの骨格、中でも1990年に最も完全に近い形で発掘されたものの所有権で裁判沙汰になったあげくオークションに出品されたことで有名な「スー」(発見者スーザン・ヘンドリクソンの名前から名付けられた)の全身複製骨格が日本で初公開されているとのことで、見たかったわけです。

T・レックス「スー」
今回のテーマは、「恐竜から鳥類への進化」。
恐竜の一部が鳥類に進化した説は、1970年代に提唱され、一般にはマイケル・クライトンの『ジュラシック・パーク』によって有名になった説です。(映画ではそのあたりはあまり出てこなかったですけど)
確かに、ダチョウなんてはっきり言って恐竜ですよね。ニワトリの顔なんかも近くでじっくり見ると、容易に恐竜を想像できる気がします。
っていうか、見た目じゃなくて、骨の構造なんかに共通点があるそうなんですけどね。
恐竜の絶滅には、隕石説、進化の限界説、植物原因説など諸説ありますが、今は化石からでしかその姿を想像するしかない恐竜たちのDNAが、身近な生き物に受け継がれている…なんだか嬉しいお話です。
展示物は写真撮影OKでしたので、いくつか恐竜の複製骨格を撮ってきました。
クリックしていただけば400px×300pxの画像をご覧になれます。
(なぜかここに空間ができてしまいますぅ。原因不明)
asahi.com 恐竜博2005公式サイト
国立科学博物館 恐竜博2005のページ
(このエントリは6月28日に書きました)